恋、涙 …【2】〜私とあなたと小さな天使〜
「多分さ、茉央は会ったことあるんだよ。…この子に。」
なんて怖いことを言いながら、かーくんは私のお腹にそっと触れた。
「そんな、まさか……」
「希は否定派?俺は、そんなのもありだと思うけど。」
う〜ん…
よくわかんなくなってきた。
私が返事をしないままでいると、かーくんは『せっかくの茉央のアイデアだから、この子はゆ〜ちゃんって呼べる名前にしようか?』と言って、生まれてくる子供の名前を考え出した。
そんなかーくんの隣で、私は考えを巡らせる。
もし、さっきかーくんが言ったように、茉央がこの子に会ったことがあるとしたら…
うわぁ…
やっぱり怖い。