恋、涙 …【2】〜私とあなたと小さな天使〜



かーくんは、茉央が生まれてからずっと子育てを手伝ってくれてるからね…



「よしよし…いい子だな。じゃ、行ってくる。」



かーくんは茉央を私に渡すと、私の頭を撫でて唇に軽くキスをした。



「うん…行ってらっしゃい。」



かーくんが出て行った後、さっき遠回しに泣き虫って言われてちょっと怒ってた気持ちなんて、どこかに飛んで行っちゃった。



私って、バカだな…



「ま〜ま〜?」



玄関先でボーッと突っ立っていると、すっかり泣き止んだ茉央が私の頬に手を伸ばしていた。



「あ…ううん、何でもないよ。そうだ、茉央。アンパンマン見よっか?」



私の『アンパンマン』って言葉に、茉央は手を叩いて喜んでいた。



その他にも朝ご飯の片付けや、洗濯もしないといけないし…



朝から色々忙しい。
けど…頑張らなきゃ!










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