恋、涙 …【2】〜私とあなたと小さな天使〜
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それからエコー写真をもらって病院を出る頃には、もう午後になっていた。
かーくんは『もう今日は仕事にならない』と言って、また学校に電話して、午後からも休みを取った。
「かーくん…嬉しい?」
病院を後にし、茉央を迎えに私の実家に向かう車の中で、私は聞いてみた。
「ん?そんなの当たり前だよ。嬉しいに決まってるだろ!…また泣きそう。」
かーくん、茉央を妊娠したって言った時も、泣きそうな顔してたもんね…
「もう…大袈裟だよ。」
「大袈裟じゃない!!本当に嬉しいんだよ…」
「ふふっ…よかったね〜、パパに喜んでもらえて。」
そうこうしてる間に、車は私の実家に到着した。