恋、涙 …【2】〜私とあなたと小さな天使〜
茉央だけじゃないか。
俺もしっかりしないと─
希は、これから色々大変になるんだから…
茉央から手を離し、今度は希の頭に触れた。
希のサラサラの髪は、俺が指を通しても絶対に縺れない。
それに、いい匂いもする。
2人の可愛い寝顔を見ていて、ふと時計に視線を移すと、もう0時を回っていた。
明日は仕事だし…
もう寝ないとな。
「おやすみ……」
俺は眠っている2人にそう言うと、もう一度頭を撫でて、部屋を出て行った。
その後自分の部屋に入り、ベッドに横になった途端、お酒の力もあってか、俺はすぐに眠ってしまった。