恋、涙 …【2】〜私とあなたと小さな天使〜
私の質問に全て答えて、悠哉はまた笑う。
てかバカ杉田って…
「とりあえず…上がって?」
相変わらず失礼な悠哉を家に上げ、私は飲み物を出す為にキッチンに向かう。
「お〜、茉央!久しぶりだな〜。元気してたか?」
悠哉はというと、上機嫌な様子で茉央を抱き上げていた。
「ゆーや!」
高くまで上げてもらって喜んでいるのか、茉央までもが上機嫌だ。
「はい、悠哉、これ。茉央もジュース飲もうか?」
「じゅーちゅー♪」
「さんきゅ〜、希。」
飲み物を持って行くと、男2人は早速飲み出した。
「にしても、茉央は本当可愛いよな〜。…あのバカ杉田の血が半分入ってるとは思えないぜ…」
かーくん…
言われてるよ。
「そんなこと言って…そのバカ杉田さんと同じ史学科の大学行ってるのは、どこの誰なのかな〜?」