八月の指定席【花火・短編】


さっき頼まれた通り、マコの前にビールの缶を持ってやって来た。

「5本で足りるか?一度にたくさん持って来といた方が良くね?」

そしたらマコは、ニコッと笑って残酷なことを言う。




「そんなの冷えてなきゃ意味ないし!

ユースケがその都度取りに行けばいーでしょ?」

……そーいうヤツだよな?おまえって。

いいけど。








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