Running Homerun



「それで、何番なの?」

私は恥ずかしさを隠すため
慌てて大樹に聞いた。

「あ、あぁ…
番号は―――」

え…?

私は大樹から背番号を聞いた瞬間
頭の中に夢の映像がフラッシュバックした。





"青いストライプのユニフォーム。
胸に書かれた"SEIRYU"の文字。
そして、背番号―――"





「16だよ。
ショートの二番手」
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