後悔先に立たず

だから私は、自ら死を選ぶ。

最初からそうしろと思うかもしれないが、死にたいと思う反面、少し怖いとも思った。


ほら、いよいよこの性格にイラつくだろ?

もしくはどうでもいい、死ぬならさっさと死ねと思うかもしれない。


そう、私もイラつく。自分に。



こんな人間、いなくなった方がマシでしょ?

いなくなったら、私が食べるあの動物は、もっと他の役に立つ人間に食べられ、エネルギーとなる。


私が食べるより、よっぽど幸せじゃないか。

私の体で巡ってる、このエネルギーは、私に対して怒りと怨みがあるはずだ。


こんな役に立たない人間に食べられ、エネルギーになり、そしてただの排泄物として出てくる


不幸だ。


何?

あんたより不幸の人はもっといるって?

そりゃそうだろーね!!

わかってるさ、で?何?

自意識過剰になるなって?
悲劇のヒロインぶるな?


そうだね、私は悲劇ヒロインぶってるよ?

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