妹に溺愛!?
だがしかしテストの点数は良く、
「せんせーい、問3の答え間違えてますよ?」
ふふんと勝ち誇ったような笑顔で俺に言ってくるようになった。
『おお、すまん。ありがとうな』
急いで黒板を消し、亜梨沙の顔をちらっと見ると
また窓の外をみはじめていた。
・・・・いったいいつ勉強しているんだか。
机の上にはいっさい何も置かれていない。
筆箱さえもないのだ。
キーンコーンカーンコーン
と授業の終わりを告げるチャイムがなる。
『はいー。じゃあここまで』