。゚+蜜月+゚。



「・・・・ここまでしか、知らない」




カレンはいきなり話しをやめた。




「・・・ぇ・・・・?」




「そのあと、カレンは死んだ。だから知らない。」




「・・・・死・・・・」




ミリアは顔から血の気が引いた。




紫の目の妖魔は笑う。




「バカな女。」




・・・・バカ・・・・?




「・・・・バカなんかじゃありません・・・・カレン様はそれほど・・・ディクス様を想っていたのです」




紫の目をした妖魔がミリアを睨んだ。




「俺は、ディクスが嫌い。だから・・・カレンを使って地位を奪ってやる」




「そんなっ・・・!」




「お前の魂をカレンにやる。ディクスからお前の記憶を消す・・・そうすればお前はいらなくなる」



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