。゚+蜜月+゚。
・・・ぇ・・・。
大きくて長い黒いソファーにディクスが寝ていた。
ミリアは目を見開いた。
スヤスヤと寝ているディクス。
ソファーから足が飛び出ている。
いつもの黒い服装でソファーにドカッと寝転んで寝ている。
「・・・」
ギシ・・・と小さな音を鳴らすベッドからおりた。
・・・傷がなぃ・・・。
ミリアの身体には傷痕ひとつなかった。
「・・・」
ミリアがディクスに少し近くと、ディクスは目をいきなり開いた。
ディクスは首をミリアのほうに向ける。
「ミリアか・・・」
「ディクス様・・・すいません、ベッドを使って下さい。」
ミリアがディクスに言う。