。゚+蜜月+゚。
部屋に入れば、話し相手もいない部屋にひとり。
1日中、この部屋の中にいるのだ。
ミリアはベッドにもぐった。
私は、ディクス様の元に嫁いだのよね・・・・。
ディクス様にとっても・・・・私は餌なのかしら・・・・。
帰りたい・・・・・。
「・・・リア、ミリア・・・・」
目を開ければ、見慣れない部屋。
ディクスは、ミリアを覗きこむ。
「起きたか。」
「ディクス様・・・・血が・・・」
朝から妖魔狩りをしていたディクスは、返り血でベタベタだった。
ミリアは、顔に手を伸ばしてディクスの顔の血を拭おうとした。
「触るな。」
冷たく言い放つディクス。
ミリアの手はピタリと止まった。