。゚+蜜月+゚。
ディクスはミリアをベッドにおろすとぎこちなく頭を撫でた。
「・・・・っぇぐ・・・」
「ミリア、お前が泣くのはいつも俺のせいだな」
ミリアはフルフルと頭を横に降る。
「ディクス様・・・まだ・・・私・・・血・・・治ってなぃから・・・触っちゃダメ・・・・」
ディクスが小さく笑う。
「ミリア、触るくらいは大丈夫だ」
テラスには妖魔の影すらない。
「ミリア、昨日の夜中俺の部屋の近くに来たか?」
ミリアの心臓がドキンと跳ねた。
胸がキュウと痛くなる。
「・・・・・」
ミリアは少しだけ頭を縦に降る。
「あの時いた耳の尖った奴は薬剤師だ。あいつの血と薬を混ぜて飲んだだけだ。」