。゚+蜜月+゚。
少し経つと前に来た街が見えてきた。
「ミリア、目を開けてごらん」
高いのが怖いミリアはずっと目をつむっていた。
ミリアはディクスの言うとおりに目を開けた。
「あれが城だ」
「・・・大きい・・・」
ディクスとミリアの見た先には天に届くような城があった。
城の周りには妖魔が飛び交う。
ギュッとディクスに掴まる腕をきつめた。
「・・・大丈夫だ、あれは城の使い魔だ」
「使い魔・・・・?」
「召し使いみたいなものだよ、ミリアちゃん」
いきなりトイが会話に入ってきた。
「召し使い・・・・」
ミリアは胸を撫で下ろした。
やっと城について門の前で地面に足をつくディクスとトイ。
マリ-は人の形になった。