。゚+蜜月+゚。
ミリアは隣がスカスカすることに気がついて目を覚ました。
目を擦りながら身体を起こす。
「ミリア、起きたか」
声のするほうを向くと、ソファーに深く座って本を読むディクスの姿があった。
「・・・・おはようございます・・・」
すると少し笑ったディクス。
ミリアの胸が高鳴った。
「おはよう・・・・と返したほうが嬉しいのか?」
「はい・・・・!」
ミリアが笑うとディクスは紅い液体を飲んだ。
グラスの中身を全部飲み干すと、またグラスに紅い液体をついだ。
何なのかしら・・・・あれは・・・。
ミリアは首を傾げた。
「ミリア、食事をしてこい」
廊下にマリーがいるから、とディクスに言われてミリアは廊下に出た。