。゚+蜜月+゚。
ミリアの目に涙がたまる。
ディクスの目は鮮やかに紅い。
「ミリア、お前には失望した」
鮮やかな紅い目がミリアを冷たくみる。
ミリアをベッドにおいて脚をひとなめすると扉のほうに歩いていく。
扉のところにはトイとマリーもいた。
「・・・・・ディクス様も・・・・誰も・・・・私のことなんて・・・・どうでもいいのですか・・・・?」
ミリアの目から涙が溢れた。
ピクッとディクスが振り返る。
「誰もそのように思っていない」
いつもより低い声。
「・・・・それなら・・・何故・・・誰も会いに来てくれないのですか・・・・」
ミリアの顔がだんだん下に向く。
「・・・・いきなり・・・・部屋に入れられて・・・・誰も会えなくて・・・この部屋からもでれない・・・・私は・・・・何も知らない・・・・わからない・・・・・」