。゚+蜜月+゚。



ミリアは両手で顔を覆う。




「私が寂しいと思っても誰もわからない・・・・でも血を流せばディクス様は走ってくる・・・・私自身なんかよりも・・・・血がお好きですか・・・・・?」




啜り泣くミリア。




「・・・・こんな・・・・・身体・・・・いらない・・・・・こんな・・・・血・・・・いらない・・・・・・私はただ・・・・普通に生きたい・・・・っひく・・・・」




「それは困る、」




「ぇ・・・・」




ディクスの声が近くで聞こえたと思ったら、隣に座っていた。




ディクスが手を扉に向けると、音もなく閉まった。




ディクスがミリアを抱き上げてディクスの膝に乗せた。




「ミリアが普通の人間だったら、俺はお前に会えていない。ミリアを好くこともできないだろう?」



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