。゚+蜜月+゚。
「・・・・・・」
ミリアは黙ったまま唇を噛んでいた。
「ミリア、唇を噛むな。また血が流れる」
「・・・・ディクス様は血がお好きなんですか・・・・」
「嫌いと言えば嘘になるな」
ディクスの言葉にミリアはショックをうけた。
また目から涙が溢れた。
「ミリアがこんなに悲しむのはもう御免だ」
「・・・・ぇ・・・・」
「もう二度と身体を傷つけないでくれ。」
ディクスがミリアを抱きしめた。
「ごめんなさい・・・・」
「俺も訳も言わずにひとりにしてすまなかった・・・・」
ミリアはディクスに抱きしめられて安心感でいっぱいだった。
「・・・ミリア、お前の血の話しをしようか」
ディクスが言った。