。゚+蜜月+゚。
「血・・・・」
「そうだ。喉が渇いて、ミリアの血を飲み干したくなる」
その言葉にミリアは恐怖を覚えた。
「ミリアが年を重ねるごとに香りは強く熟した香りになる。」
香りが増す・・・・・。
ディクスの膝の上にのるミリアは頭を撫でられている。
「・・・それが最近は進んで、俺たち妖魔は少しミリアの血を見るだけで香りをかぐだけで理性がなくなる。」
「・・・でも・・・ディクス様やマリー、トイはそんな・・・・」
「俺やトイは自制できる。マリーはかなり我慢しているのだろう。」
・・・だから・・・あの時にマリーは・・・すぐ私から離れたの・・・・?
「・・・・私は・・・・どうすれば・・・・」
ミリアの目から涙が零れた。