。゚+蜜月+゚。
蜜月
「・・・マリー、気合い入りすぎよ?」
パーティー用のドレスを着たミリアにメイクや髪をセットするマリー。
もうかれこれ何時間もかかっている。
「いけませんよ、もっと綺麗にして会場の妖魔の女たちの腰をぬかしてやるんですから・・・!!」
妙な闘志に燃えるマリー。
ミリアは小さくため息をついた。
ディクスについて人間の小娘がパーティーについてくることは話題になっていた。
しかもその人間が特別ときたから大騒ぎだ。
ディクスに好意を抱く妖魔の女はみなミリアを妬んだ。
ディクスがパーティーに出席するのも、もう何百年ぶりらしい。
「・・・」
行くとなるとミリアはだんだんと不安が大きくなってきた。