。゚+蜜月+゚。
すると、後ろから声がした。
「ミリア?」
愛おしい声にミリアは振り返る。
ポタポタと水を垂らす少し長めの髪。
「ディクス様。」
ニコリと笑った。
「何か考えていたか?」
「はぃ、トイはどうしているかなって・・・・」
ディクスは少しムッとした。
「トイなどどうでも良い。ミリアは俺だけ考えていろ」
「ディクス様のことはいつも想っていますよ?」
「それなら良い」
笑うディクスにつられて笑い返す。
「ミリア、俺は大切なことを伝えていなかった」
「・・・?」
・・・・大切なこと・・・・?
ミリアは頭を傾げた。