。゚+蜜月+゚。



涙を拭うとミリアは廊下に出て牢を目指した。




冷たい隙間風が吹く牢に続く階段を降りる。




カツンと牢につくと、モサモサとヌリマが出てきた。




「ミリアサマ!!!」




「ミリアサマ!!」




「ミリアサマ!!」




ヌリマたちは嬉しそうに跳びはねる。




私も・・・ディクス様に会った時・・・こんな感じなのかしら・・・・。




止めていた涙がポロポロと流れてきた。




「ミリアサマ!!??ドウシタノ??」




「ドウシタノ??」




「ドウシタノ??」




ヌリマたちがその場に座り込むミリアに近づく。




「・・・コノカオリ・・・・」




一匹のヌリマが言った。




「ミリアサマ!!!ハヤクアタタカクシテ!」



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