。゚+蜜月+゚。
ディクスの紅い瞳に見つめられると、せっかく我慢していたことが溢れてきた。
「さ、寂しくて・・・・」
「寂しい?」
「お仕事が忙しくて・・・・帰ってこない日が続いたり・・・帰ってきてからも・・・すぐ出て行ってしまうから・・・・」
チャプッとミリアの涙が湯に落ちた。
ディクスはミリアの涙を舐める。
「何故俺に言わなかった?」
「・・・お仕事の邪魔になりたくなくて・・・・・」
「仕事などミリアに比べれば塵にも満たない。ミリアが俺の知らないところで泣くことは許さない。」
「・・・ごめんなさい・・・」
ミリアが謝るとディクスがミリアに笑いかけた。
ミリアの顔に片手を添えた。
「俺も寂しかった。仕事はもう屋敷内で出来るように片してきた」