。゚+蜜月+゚。



「ディクス様に会いたい・・・」




母様がぽつりと呟く。




そう言うと花を見て泣き出した。




「母様、」




すると、強い風が庭にふいた。




この風・・・・。




風がおさまると父様がいた。




「ミリア」




父様が母様を抱き上げる。




母様はボロボロと涙を零した。




「ディクス様っ・・・・ごめんなさい・・・私・・・嫌いにならないでくださぃ・・・・」




「嫌いになるはずがないだろう?」




父様が母様の涙を舐める。




父様って・・・・本当・・・母様に弱い。




「ごめんなさい・・・・ごめんなさい・・・・」




「あぁ、俺もすまなかった。ミリア愛している」



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