。゚+蜜月+゚。



ベッドに座ったディクスが、小さく縮こまって泣くミリアを膝に乗せた。




「っ・・・・っひく・・・・」




ミリアの頭を撫でるディクス。




きゅう・・・とディクスの服にしがみつくミリア。




ディクスはそんなミリアを愛おしそうに見つめた。




「・・・ディル、トニアと寝ろ」




「母様大丈夫?」




「お母様・・・?」




開いたままのドアの隙間からディルとトニアが覗いていた。




「大丈夫だから、お前たちは部屋に戻れ?」




そう言ってディクスは手を翳して部屋のドアを閉めた。




ミリアはまだ泣いている。




「ミリア?どうした?何故泣く?」




優しい口調でミリアに話しかける。



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