。゚+蜜月+゚。

愛しい女 Side.ディクス




愛しい。




愛しいミリア。




お前の全てが俺には愛しい。




ディルとトニアが生まれてもう13年。




この世界はある程度の歳から歳をとるのが遅くなる。




ミリアの姿はまだ俺がこっちの世界に連れて来た頃の姿だ。




もともと顔立ちが子供ぽいミリアはディルやトニアの母親には到底見えない。




成長したディルとトニアの横に立つミリアはキョウダイのようだ。




「ディクス様?どうしたのですか?」




ソファーに座ってディルとトニアに笑いかけるミリアを見つめていたら、ミリアが俺に寄ってきた。




ミリアの腕を掴んで引き寄せる。




「きゃ・・・・」




ミリアを俺の膝に座らせた。




ミリアの可愛らしい顔が俺を見つめる。



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