。゚+蜜月+゚。



あたたかい毛布をかけても震えは止まらない。




「・・・っはぁはぁ・・・」




熱で紅く染まる頬。




ディクスはベッドに腰をかけるとミリアを抱き起こす。




連れて来た時よりだいぶ身体が熱かった。




グッタリとミリアはディクスにもたれる。




「ミリア、水だ。飲みなさい?」




涙が零れそうなほど潤む目を辛そうに開くと、コクンと一口水を飲んだ。




「汗をかかなくてはいけない。もう少し水を飲みなさい」




フルフルと小さく首を横にふるミリア。




ディクスは水を口に含むとミリアにそのままキスをした。




冷たい水がミリアの口の中に流れ込む。




それを何回か繰り返した。




口から零れた水はディクスが舐めとる。



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