。゚+蜜月+゚。
「ミリア、もうディクス君のもとにいなくていいんだよ。」
・・・・え・・・・。
ディクス様・・・・、私がいらなくなったのかしら・・・・。
「・・・・ですが・・・・、私は・・・ディクス様のもとに嫁いだのです・・・」
震える声。
「ディクス君は新しい姫を貰ったらしいからな・・・・。」
・・・・新しい・・・?
嘘・・・・。
「ディクス様・・・・・」
捨てられたのかしら。
私が我が儘言ったかしら。
気にいらなかったのかしら。
私のことなんて・・・・、どうでもよかったの・・・・?
ミリアの目から涙が零れた。
「ミリア!なぜ泣く。帰ってきたのではないか」
ミリアは毎日、部屋に閉じこもった。