。゚+蜜月+゚。



スーと肌に切れ目を入れる。




痛・・・。




ポタポタと垂れる血がグッタリとした妖魔に落ちる。




そうしたら、ピクピクと動き出した。




「ナオッタ・・・イタクナイ」




妖魔は元気に跳びはねる。




「アリガトウミリアサマ」




「ミリアサマ」




「ミリアサマ」




ミリアはこの妖魔の力になれて嬉しいと感じていた。




「あらー、いい香りがするわーー」




カツカツと鳴り響くヒールの音が牢内に響いた。




モサモサの妖魔達は震えだす。




「喰べごろかしら?」




蜘蛛女がミリアをみて妖しく笑っている。




「ぃゃ・・・・」




「まぁ、そんな弱い妖魔とお友達?所詮人間よねぇ」



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