。゚+蜜月+゚。
ミリアはまた泣き出してしまった。
何も聞きたくない。
聞きたくなかった。
「・・・・嫌・・・・嫌・・・・嫌ぁぁ・・・・」
ミリアの泣き声を聞いて、ディクスは廊下から入ってきた。
部屋の中には小さくなって泣くミリア。
「・・・・っふ・・・・っえ・・・・」
まだ幼いミリアにはイロイロと重たすぎる。
ディクスがミリアに近づいても震えて泣くだけ。
今までなら、いくら離そうとしても離れなかったミリア。
今は、ただディクスを怖がる。
カレンもまた、ディクスを怖がって・・・離れていった。
ミリアは部屋の中でひとり。
毎日毎日、過ごしていた。
寂しくて寂しくて仕方がない。
でも誰も来てくれない。
それがミリア自身のためでもミリアは寂しかった。