。゚+蜜月+゚。
ミリアはこっそりと部屋を抜け出した。
一度だけ通った廊下を歩いて、牢に向かった。
「・・・・・・・・」
冷たい風のふく牢に、ミリアの靴の音が響く。
・・・・。
牢はボロボロで、あの時のままだった。
「ミリアサマ?」
どこからか聞こえた声。
「そうよ、ミリアよ?どこにいるの?出てきて?」
すると部屋のすみからモサモサと妖魔がでてきた。
跳ねながらミリアによる妖魔。
「ミリアサマ!」
「ミリアサマ!!」
「この前はありがとう。あなた達のお名前は?」
「ヌリマ!ヌリマ!!」
「ヌリマ・・・・?」
モサモサの妖魔達はヌリマというらしい。