狂う時間
いつもの日常
春。桜の季節真っ最中!
そして今日はみんなが①学年ずつあがる、大事な日。
朝から晴れ、小鳥が鳴ぃ…

『キャーーー!』

小鳥ではなく、けたたましい少女の声。

『お母さん!!なんで起こしてくんないの今日から高③なんだけどぉ(泣)』

朝から叫び声をあげ、着替えて母親にキレている少女は、水木姫華。今日から高校③年生。始業式そう②遅刻決定なのだ、おこるのも無理はない(笑)

『高③になっても自分で起きれないあんたが悪い。それに……あんたが遅刻するなんていつも通りだから、誰もなんとも思わない。』

新聞から目を反らさずにいう、母。水木桜に、

『…うぅっ』

図星すぎて何も言えない姫華だった。
中①、中②と遅刻しなかった日はほぼなし。
いまさら遅刻したところでそれがフツーと思われてるし、逆にフツーにいった方が驚かれるだろう。

『こんなコトいってる間に、学校いけば??』

あくまで冷たい桜に、

『お父さんのバイクかりるからっ!』

っと言い捨てでていくあみ。
桜は新聞を置いて、

『バイクなんか乗ってって事故んないと思うけど、学校がなんていってくるか……まぁあの子はこういうコトだけはしっかりやる子だからいいか』

っと窓の方にいき、姫華の様子をみる。
バイクをなれた手付きでだしている姫華に

『……いってらっしゃい。』

と呟き。また新聞を見始めた。
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