秘密事は図書室で~甘い会長の罠~


あたしの言葉に目を見開く。

そして、ゆっくり頷いた。




「じゃ、送っとくね。」


「……清嘉…

あたしは清嘉のこと、全力で応援するから!!!だから、せっかく誘えたのに…

行かないなんて言わないでよ……」




美央の声が震えてる気がする。


うん、ありがとう。




「でもあたしに先輩は無理だから……

ぁ、4時だよ?今日は塾なんでしょ?」




ちょっと涙目の美央に微笑んでみた。

これはちゃんと笑えたはず。




「……清嘉、なんかごめん。
じゃ、またね。メールするから…」


「うん。気を付けてね。」




美央はあたしに手を振りながら帰っていった。




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