秘密事は図書室で~甘い会長の罠~


あたし、先輩と喋っちゃってる。


本当に…夢としか思えない。



副会長に感謝。




「それはよかった。
紳はちゃんと中川さんのことサポート出来てたかな?」


「は、はい。
本当に助かりました。

ありがとうございます…」




また頭を下げると、微かな笑い声が聞こえてきた。


…??




「ふふ……いいんだよ、紳は副会長の仕事しないんだから。

中川さんの力になれたならよかったよ。

って、俺がやったワケじゃないけどね。」




顔を上げると、あの時以上に優しい瞳をした先輩がそこにはいた。




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