秘密事は図書室で~甘い会長の罠~
先輩も、そんなあたしを見てにっこり笑った。
その表情にホッとする。
「わかった。いつでもメールしてね?
……あと、これ。」
「え…?」
先輩がくれたのは
「……りんご飴?」
丸くて、真っ赤な色をしたりんご飴だった。
いつ買ったんだろう。
「甘党の僕イチオシ。
食べてみてね?」
周りは真っ暗なのに、先輩のオーラだけは眩しくて
あたしはただ頷くことしか出来なかった。
今から、あたしの好きなものに林檎飴が加わった。
嬉しい……
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