秘密事は図書室で~甘い会長の罠~
そして、今日の学校は終わり。
「清嘉、帰ろう!!」
「うん。ちょっと待ってー?」
美央がいつものように隣にくる。
学校に来たって、喋るとは美央と…数人の先生。
たまに、副会長。
それだけ。
クラスの女の子とは、全くと言っていいほど話さないし
話そうとも思わない。
急いで帰る支度をして、美央と教室を出ると………
「…おぃ。」
「っわ!!?」
いきなりカバンを引っ張られ、よろけてしまった。
だ、誰??
……って、聞かなくてもわかる。
「何の用ですか?
副会長。」
あたしの背後には、いつも通りブスッとした表情の副会長
寺山先輩 がいた。
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