秘密事は図書室で~甘い会長の罠~
まだ入学して半年経ってない。
先輩を知ったのは、入学した直後だった。
図書委員になったあたしは、生徒会の人たちがみんな集まる会議に出ることになって
一年生でまだわかんないことばかりだったあたしに、優しく笑いかけてくれたのが
つい目を瞑ってしまうくらい眩しいオーラをした、神崎先輩だった。
「まだ一年生だし、図書委員の仕事は副委員長に手伝ってもらえるから大丈夫だよ。
そんなに固くならないで、ね?」
そう言って、肩に力が入っていたあたしをリラックスさせてくれたんだ。
あのときに見えた瞳……
綺麗だったなぁ…
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