秘密事は図書室で~甘い会長の罠~


〜♪〜♪

ブレザーに入れていた携帯電話が鳴った。

着信音から、電話であることがわかる。


画面を確認すると……

…美央だ!!



「もしもし…」


『もしもし、清嘉?橘から聞いたよ。大丈夫だった?』



美央はちょっと鼻声で「あたしが風邪ひいたからだね」って言った。



「違うよ。あたしがノロノロしてたから…
ごめんね、具合悪いのに…」



謝ると、美央はアハハと笑い出した。



「あたしの心配はいいから!!
清嘉こそ、今、会長と一緒なんでしょぉ??

わざと電話してみちゃった。」



ふふふと、今度は不気味に笑った。




.
< 342 / 507 >

この作品をシェア

pagetop