秘密事は図書室で~甘い会長の罠~


先輩の好きな作家の本。


あたしなんかに貸してしまっていいのですか??



すると、先輩は今までで一番眩しい笑顔で




「もちろん。」



と、あたしの頭を撫でた。




……ぁ。

ヤバいです。



カッコよすぎです、先輩。




こんなあたしが、先輩に接近していいワケないけど


それでも、今ちょっとだけわかっちゃったんです。




先輩のこと


憧れ じゃないのかもしれないです。




このキュンキュンうるさい胸は

どうすればいいんですか?




「読み終わってから返してくれればいいからね。

また図書室に手伝いに行くから、感想とか話せたらいいね。」




.
< 35 / 507 >

この作品をシェア

pagetop