秘密事は図書室で~甘い会長の罠~


安心…?



「まだその下屋敷ってヤツが会長から離れてないなら…いつくっつくかわかんねぇだろぅが。」


「…うん……」


「このまま二人が一緒にいたら…絶対、下屋敷先輩が会長にコクる。
そのまま放っておくことは、極めて危険だ。」



瀬那くんの説得力のある言葉に、頭の中が真っ白になる。



“このまま二人が一緒にいたら…絶対、下屋敷先輩が会長にコクる”

“そのまま放っておくことは、極めて危険だ”



下屋敷先輩が神崎先輩に告白したら…

想像しただけで身体が冷たくなっていく。


瀬那くんの言った通り、危険。



「…どうしよう…」


「かと言って、今は敵に回した状態だからな。
清嘉に阻止は出来ないし…したところでやり返されて終わる。」




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