秘密事は図書室で~甘い会長の罠~


淡々と、解決策を話す瀬那くん。


下屋敷先輩を敵に回してしまった今、下手に動くとまた連行されてしまう。



「…まぁ、様子見だな。そんなすぐに告白しねぇだろ。
幼なじみから抜け出せてない弱虫なヤツだからな。」



フッと笑ったかと思えば、ニヤッと口元を歪ませた。


確かに…

今すぐ告白しちゃったら、あたしにはどうすることも出来ない。


告白しないことを祈る。



「だからと言って、会長に近づくなとは言わねぇよ。」


「…うん…」


「てか、この前、会長焦ってたしな。」



ニヤニヤ笑う瀬那くん。


焦ってた…?




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