秘密事は図書室で~甘い会長の罠~


「そしたら、一瞬で赤くなって、泣きそうなくらい瞳が潤んでたからさ。
いつも冷静で余裕そうな会長のあんな姿、初めて見たしな。」


「えっ…!!///」



ボッと熱くなる頬。

それを見て、瀬那くんは目を見開いた。



「…ぇ、何?
まさか…あの後ヤっ…」


「ち、違うよ!!!///」



ふぅ、危ない。

そんな大声でそんなこと言うなんて…



「でも、会長は何も教えてくれねぇんだよな。
今日も行って来たけど、やっぱダメだった。」



「だからもう面倒だからお前に聞いた」と、瀬那くんはふんぞり返った。


…最初からあたしに聞けばいいのに。




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