秘密事は図書室で~甘い会長の罠~


でも…何がそんなに恥ずかしかったんだろう?

特に何もしてないよね…?



「でも…あたし、別に会長に何もされてないよ?
っそ、その…きっ、きキスだって…」



意識しないようにしたものの、抵抗がある言葉に顔が赤くなる。

…小学生でもこんな反応しないよ。



「それも、会長の様子見てたらわかるよ。
意外と純情なんだな?会長って。」



クスクスとバカにしたように笑う瀬那くんに、ギロッと睨んでやった。



「先輩のこと、バカにしないで。」

「ぇ?別にバカにしてるワケじゃねぇって!!!そんな睨むなよ!!」


慌て出した瀬那くんを、また思い切り睨んだ。




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