秘密事は図書室で~甘い会長の罠~


先輩が図書委員になったことに、疑問なんて持ってなかったのに

なんて図書委員を希望したのか…気になって仕方ない。



「…なんで?」



どんな理由があるにも、図書委員会を希望してくれたっていうのは、いち図書委員として嬉しい。


でも先輩も本が好きだから、とか…そんな理由なのかな。



「これから会うんだから、聞いてみれば?」


「え?む、無理だよっ!!!」



そんな…緊張して声すら出ないよっ…!!///


楽しそうに笑った瀬那くんは「頑張れ」と言って、来た道を引き返して帰ってしまった。


…はぁあ……


今度は一人で図書室を目指して歩いたのだった。




.
< 376 / 507 >

この作品をシェア

pagetop