秘密事は図書室で~甘い会長の罠~
先輩が図書委員になったことに、疑問なんて持ってなかったのに
なんて図書委員を希望したのか…気になって仕方ない。
「…なんで?」
どんな理由があるにも、図書委員会を希望してくれたっていうのは、いち図書委員として嬉しい。
でも先輩も本が好きだから、とか…そんな理由なのかな。
「これから会うんだから、聞いてみれば?」
「え?む、無理だよっ!!!」
そんな…緊張して声すら出ないよっ…!!///
楽しそうに笑った瀬那くんは「頑張れ」と言って、来た道を引き返して帰ってしまった。
…はぁあ……
今度は一人で図書室を目指して歩いたのだった。
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