秘密事は図書室で~甘い会長の罠~


それから数十分。

再び鳴る携帯。



「ぁ、部屋番号ですか?
えっと……」



今着いた と電話がきた。

部屋番号を教えると、すぐにガチャリとドアが開いた。



「こんにちは。突然…ごめんね?」


あたしを見て、フワリと笑う。



眩しいオーラはやっぱり健在で、その優しい視線にドキドキしてしまう。



「か、会長!!座ってください!!」


「ぁ、ありがとう。」



美央にフッと笑いかけ、あたしの隣に座った。


ドキュンッ!!!



爽やかな香りが、あたしの頭をクラクラさせる。


な、なんで隣に座らせたの美央ぉっ!!!!




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