秘密事は図書室で~甘い会長の罠~
アハハと笑った次の瞬間……
「ひゃっ…」
グイッを引っ張られて
そのまま抱きすくめられた。
………ぇ?
一気に熱くなった身体。
熱がじんわりと伝わってくる。
先輩の香りが広がっていく。
「せっ、先輩?」
「何というか…間違ってる。
全部じゃないけど…」
間違ってる??
あぁ、あたしを好き てきなやつか!!
「そりゃ、あたしを好きなワケないですよねっ!!!
もぅ、瀬那くんが変なこと言ったから…」
ちょっとズキンッとなったけど、それを隠すように笑った。
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