秘密事は図書室で~甘い会長の罠~
あたしが言い切るとほぼ同時に、腕の力が強まった。
苦しいけど……離れたくない。
これは…勘違いしてもいいの?
「先輩…?」
「…はぁ、よかった。絶対無理だと思ってたから。」
身体中の力を抜いて、あたしに凭れかかる。
わゎわっ!!!///
倒れそうになりながらも、先輩を抱き止める。
し、心臓が壊れるっ!!///
「本当は図書室で言うつもりだったんだけど来なかったから、絶対嫌われてるんだって思ってた。」
「そんな!!
あたしは下屋敷先輩の彼氏なんだって、下屋敷先輩が好きなんだって…ずっと……!!」
二人きりの部屋。
薄暗い中、二人で笑い合った。
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