秘密事は図書室で~甘い会長の罠~
*darkness
そして、二人で帰った。
やっぱり誰もいない学校。
よかった……
「清嘉ちゃん。」
「はい…?」
あたしの家に向かう道。
先輩の足が止まった。
「……ちょっとだけ…いい?」
「ぇ……?」
なにを…
尋ねる前に、そっと頬に手のひらが当てられた。
それからは、よく覚えてない。
固まってしまったあたしに、先輩の顔が近づいてきて……
「………」
「………」
手は繋がれたまま、唇が重なった。
温かくて、とても心地いい……
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