秘密事は図書室で~甘い会長の罠~
カチッ
鍵をあけたそのとき……
「…何してるの?」
「…………えっ…」
誰かはわからないけど、俯いた視界の中に見えた上履きが、先輩であることを示していた。
……あのときに似てる。
「…今、晶奈はいいところなんだから。邪魔しないでね?」
「え…」
いいところ…?
なにが?
固まっているあたしに、先輩はさらに続けた。
「晶奈が今、会長のこと襲ってるから。あんなに美人でスタイルのいい晶奈なら、会長だってコロッと落ちちゃうでしょ?
だからあなたも…楽しいことしない?」
………は…?
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