秘密事は図書室で~甘い会長の罠~


カチッ


鍵をあけたそのとき……




「…何してるの?」


「…………えっ…」



誰かはわからないけど、俯いた視界の中に見えた上履きが、先輩であることを示していた。


……あのときに似てる。




「…今、晶奈はいいところなんだから。邪魔しないでね?」


「え…」



いいところ…?

なにが?



固まっているあたしに、先輩はさらに続けた。



「晶奈が今、会長のこと襲ってるから。あんなに美人でスタイルのいい晶奈なら、会長だってコロッと落ちちゃうでしょ?

だからあなたも…楽しいことしない?」



………は…?




.
< 457 / 507 >

この作品をシェア

pagetop