秘密事は図書室で~甘い会長の罠~


恥ずかしくて、嬉しくて

なんだか泣きそうになっていると…



グッと整った顔が近づいてきた。


……優しくて綺麗な瞳に囚われてしまう。



動けなくなったあたしに、先輩が耳元で囁いた。



「……見せつけて、いい?」


「ぇ…?」



何を…?


先輩を見つめると、眩しい笑顔に固まってしまう。



……そして、気付いたときには

先輩の唇に包まれていた。




「「「………////」」」



みんな真っ赤になって見てくる。

他のクラスの人も、他の先輩もたくさんいるのに…!!



見せつける って、こういうこと…?



でも

ものすごく恥ずかしかったけど、イヤじゃない。


むしろ……見せつけられて嬉しいのかもしれない。




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